現在、定番ラインのほとんどは台湾製となってしまいましたが、今回古着屋で見つけたこいつはイングランド製。 しかも珍しことに"MADE IN BRITISH CROWN COLONY OF HONG KONG"(英国領香港製)という文字がはいったタグがユニオンジャックの絵柄とともに縫い付けられています。 余談ですがBRITISH CROWN COLONY OF HONG KONGというのは1997年6月30日まで、つまり中国返還前までの香港の正式名称。 今までこのようなタグにはお目にかかったことがなかったので、一概に価値があるとは言えなのですが、よく考えれば『あぁ、なるほどな…』と。 植民地時代の名残りというか、別にこのような仕様があってもおかしくはないですね。 作られた年代は80年代くらいと推測しています。 ジッパーがOPTI社製なのも判断材料の一つ。(OPTI社製のジッパーはヨーロッパ圏で多く使われていた物で、特に80年代のフランスやヨーロッパ製のadidasジャージにはたいていこのジッパーが使われています。) そして、BARACUTAという文字は一切なく、代わりに金色の刺繍でFOUR CLIMESとお馴染みの王冠、獅子、そしてBの文字が入ったメーカータグが付いています。 このFOUR CLIMESというネームはBARACUTAのアメリカ輸出の際に使われていた名義だということをご存知でしょうか?